Creative ZEN 動作レビュー

Creative ZEN 開封レビューの続き。 早速動かしてみます。
とりあえずデモ楽曲、動画がたくさん入っています。音質を確認できるだけの種類はあるようです。
お気に入りが、動画のパンダです。わかる人にはわかる話ですが、まぁ買った人の特権・・・だと思ってたらネット上にありましたので紹介。

楽曲を転送する

転送方法は付属ソフトのほかに、WMP11が使えるようです。MTPとして認識されるようで、エクスプローラーから、ファイルのコピーで転送することもできるようです。mp3はできましたが、AACは認識しないっぽいです。
AACは付属ソフトにiTunesメディアの追加という項目があるので、そこから転送すると認識されました。
僕のライブラリはほとんどMP3なので、WMP11から転送させています。


次に確認したことで、自作のプレイリストが使えるかどうかでしたが、WMP11から転送したプレイリストは認識しました。
いつもプレイリストを作るときには、M3Uファイルとして保存していますが、WMP11からはその形式はライブラリに追加されていました。転送するときに自動的に変換されるようなので、WMP11を使う場合はそれほど気にすることはないようです。

楽曲を再生してみた

ZENの内蔵メモリでの楽曲の管理方法は、タグ管理です。アーティストやアルバムやジャンルという分類といったのが普通
分類方法は、そのほかにも すべてのトラック、プレイリスト、DJ、ブックマーク、レコーディング(マイクで録音したファイル一覧)。
ちなみにブックマークは楽曲再生時にブックマークしたものの一覧。DJは(評価方法がよくわからない)お勧めのアルバムや、オールシャッフルや、評価の高い楽曲 という内容。
そして、ミュージックの項目のトップにある 再生リストが、現在再生しているリストとなっています。これは、たとえばアルバムを選択した時はアルバム一覧、アーティストを選択するとアーティストのすべての楽曲、プレイリストを選択するとそのままプレイリスト、楽曲一つを選択するとその楽曲一つだけ追加・・・といったようなリストを複数追加できます。
さらに、この再生リストで作成したリストをプレイリストとして保存することが可能。ファイル名は英語しか入力できませんが、本体でプレイリストが自由に作成できます。

音はよく鳴らしてくれます。

さて、早速楽曲を再生してみました。肝心の音についてですが、たいした機材を持っていない、音の表現方法をしらない。ということで感じたことだけを書いてます。
イヤホンはEX90SLでSO903iを比較対象として比較してみましたが、ZENのほうが音が元気よく鳴ってくれます。
ただ解像度が気持ち物足りない気が。ほとんど遜色ないものなのですが、以前持っていたウォークマンA800シリーズと記憶上で比べてみると、ウォークマンのほうが音がクリアーに感じたと思います。(これはイメージのよさからかもしれません。)
あと気になったのは、低音がよく聞こえます。出方もクリアーで聞き応えがあります。元気よいと感じたのはそのせいかもしれません。


この辺の音質の違いというのは許容範囲というか、メーカーの持ち味が出ているのかもしれません。
最近のポータブルオーディオは性能もよいですしね。
ってことでZENは元気あるサウンドを出してくれるということでまとめておきます。

動作のレスポンス、使用感

動作レスポンスですが、演出が入っているようで、もったりした印象。ボタン長押しでスクロールさせるときびきび動きます。
どうせなら演出をオフできる設定がほしかったと思うのですが、オフにしたくなるほど気に気になることはありません。
そうしていろいろ動かしていて、気になったことは、見た目はよいのですが動作の一つ一つに美しさがないというか。
たとえば楽曲再生のときに、曲の再生時間が、ちゃんと秒を刻んでいなかったり、メニューを一つ前に戻すときに滑らかに行かなかったり、電源オフのときのあの"演出"は怖いです。
ウォークマンを見てきたので、この辺の粗は気になりました。こうした不安をもうちょっと取り除いてほしかったと思います。


一つ気になったことですが、アルバムやアーティスト検索のときはアルファベットの頭文字ごとの検索が可能です。そういう仕様があったからなのか、再生リストやプレイリストの楽曲一覧を見るときに、ページ送りのボタンがないことに気が付きます。
プレイリストにかなりの楽曲をリストにさせると面倒なことになります。ページ送り機能はぜひつけてもらいたいと思います。

動画はどうか?

ビデオは、WMP11や付属ソフトで転送するか、各自で決められたフォーマットに変換して転送する方法があります。
個人的には、一貫してできる付属ソフトの利用のほうが便利そうでした。変換時間は大体ソースの時間と同じぐらいの時間(等倍)かかります。
速度や画質重視な人は、各自で気に入ってるフォーマットと変換ソフトを利用してやるといいと思います。
解像度は320×240です。これ以上は認識しないという話がありますが、試していないのでまだわからず。
実際の動画の再生能力ですが、30fpsまで対応しているので滑らかに写ります。 また表現できる色が多い(1,670万色表示)ので色もきれいです。解像度もポータブルプレーヤーと考えると十分でしょう。
動画の管理方法は、フォルダ管理のようです。サムネイル表示はなくファイル名で検索できます。動画再生時に、数秒シーク画面が下に出ます。
直前に再生していたファイルはレジューム対応でした。電源オフにしてもレジューム情報は保存されるようです。


なお、2ちゃんねるのユーザー情報によると、付属ソフト以外の変換ソフトで変換したものだと、音ズレしているという報告がありました。

追記

2ちゃんねるで見つけた、携帯動画変換君の設定ファイルで変換、再生してみましたが、音ズレは起きませんでした。ソースにもよると思いますが。
詳しくは該当スレで

SDカードの使い勝手は?

SDカードのファイル管理はどれもフォルダ管理でした。 音楽もフォルダごとの再生が出来ます。
フォルダ管理ということで、タグ管理のようにアルバムやアーティストで種類分けはフォルダで行います。
フォルダ内再生対応ですが、サブフォルダには対応しないようです。フォルダAの中にフォルダB(フォルダAのサブフォルダ)を入れてBの中に楽曲を入れた状態で、フォルダAから再生させようとしても、フォルダBへ進んでしまいました。
SDカードからの楽曲再生は機能としては本当に単純なもののようです。
内蔵メモリのように複数のアルバムを選んで再生リストを作ることはできませんでした。僕にはつらい仕様が・・・


思いついた方法として、プレイリスト一本という管理方法なら一つのフォルダをプレイリスト代わりとして、その中にすべての楽曲をフォルダ分けしないで入れてしまうという手があります。この場合は、アルバム単位では再生できないので、割り切る必要があります。
どうせならプレイリスト対応のほうがスマートに管理できそうな気もするのですが・・・対応を切に願います。


そのほかビデオやフォトも簡素な再生方法です。
フォトは最初からスライドショーを開始されました。ビデオはレジューム非対応でした。

その他の機能

箇条書きです。

  • FMラジオ
    • 録音不可能のFMラジオ。ワールドバンド対応。受信感度は良好なほうだと思います。
    • (うちの環境が微妙なので保障はできません。)
  • マイク
    • 本体側面には2種類の小さな穴がありますが、その一つにマイクが内蔵されています。
    • 性能はまぁまぁ。ボイスメモ程度なら十分使えます。
  • エクストラ
    • 使ってないのでよくわからず
    • スケジュールは携帯がありますしね。
  • オプション
    • オーディオオプション
      • 再生モード、スマートボリューム(楽曲の音量を自動で調整)、バスブースト、イコライザ、ボリューム制限といったものがあります
      • イコライザは8種類、カスタム設定も可能。
      • 再生モードは、リピートもシャッフル再生も可能。
    • フォト/ビデオオプション(スライドショーの設定)
    • ディスプレイオプション
      • メインメニューの設定(使わないメニューは消すことができます)、バックライトの点灯時間、ライトの明るさ、テーマ設定、壁紙のリセット。
    • プレーヤーオプション
      • オーナー(プレーヤーをPCで認識させたときの、デバイスの名前を変えれる)、パワーオフ、スリープ、ショートカットボタンの設定、保護コンテンツの表示設定、保護パスワードの設定
    • クロックオプション
      • クロック参照、クロック表示(バッテリー表示の左にデジタル時計を表示させるかの設定)、アラーム設定
  • 表示言語の設定
    • ワールドワイド製品のようで、いろんな言語を設定可能。
  • 最後に設定リセット

総評

総じて感じたことですが、SDカードの管理方法が貧弱なので、SDカード目当てな人は避けたほうがよさそうです。
ただSDの管理がよくなればなるほど(ようはタグ管理になると)、初期の読み込みにえらく時間がかかるようなので、フォルダ管理で問題ないという人は、かなり魅力的なものだと思います。
内蔵メモリ内での管理方式は、最近のプレーヤーと似ているので、WMP11が使える人はすんなり使えると思います。
音質も周りと似たり寄ったり。悪い意味ではなく、これを選んでも音で満足できないということは少ないと思います。
4GBで現在の価格は18000円ほど。FMチューナーやマイク機能やSDカードで楽曲も増やせるとなると、iPodよりはお買い得に見えるんじゃないかと思います。

終わりに

これを書いている9月23日現在、アクセサリーがまだ届いてません。
一応、ベルトクリップ付きのスキンケースを頼みましたので、届いたらそのレビューも書きます。

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