ネットの悪いところは膿ではありません。あれは一部なのです。
気になったので、コメント代わりにエントリーを書く。
テクノロジーってのは増幅器 という言葉を梅田さんの著書、フューチャリスト宣言で読みましたが、この場合は悪い場合ってことなんでしょう。
集合知ってのはそういうものだと思います。よいものも増幅して、悪いものも増幅。よいものは称えられ、悪いものは反面教師として存在し続ける。ネットってのは便利なテクノロジーなんだと思います。
テクノロジーを擬人化してたとえてみると、2ちゃんねるで集まった悪い部分も、はてブで集まった悪い部分も、人間の一部なんです。
うわこれひどすぎる!と思ったとしても、それは実は自分もそう思う可能性は大いにあるわけで、じゃぁどうしてこんなことを思いつくのだろうというのを考える、向き合う必要があるんじゃないかと(ちなみに向き合ってどうすればいいのかというのは、まだ私には答えはありません。)
悪いものが出てきたら、そう判断できる人がいるのかどうか。最近少ないんじゃないんでしょうか?(それを祭りだとかで面白がる人の方が多い。)
ネットも日を追うごとに進化していくので、使う側がどう対処すべきなのかがまだわからない。
たとえば、基準を作ってみる。そうすると、進歩するときに少なからず弊害になってしまう可能性があるんじゃないかと。だから偉い方もそこにはあえて注目はしていないような。
でも、(梅田さんの言葉を借りて)サバイブしていくようになるんじゃないかと思います。
誰かが決めてほしいとか言わずに、自らが提案する人が増えればよい。増やす方向にやってみることも大事。
広く発言できる人には、それが出来るのではないでしょうか?
言いたいことは
アルファブロガーとか、ネット界隈に影響力がある人が、もっと積極的にネットをよくしようと思ってくれないと困る。今一番早くそれが実行できる人たちなのだから。
まぁ私も具体的にどう良くすべきなのかがわからないのでさまよっているのですが。
追記
フューチャリスト宣言を読んだ上での意見で、フューチャリスト宣言の感想みたいなものあるので、はまぞうを貼っておきます。
いい本ですよ。ネットの未来を明るく考えたくなる。でも暗い闇があってこその明るさなんだと、今日のエントリーを書いていてそう思います。
- 作者: 梅田望夫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/08
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