容疑者Xの献身を読んだ

小説なんて指をで数えられるほどしか読んでいなかったのですが、容疑者Xの献身は、個人的に親指のポジション小説でした。（説得力なさすぎｗ）

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
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TVシリーズのガリレオは結構見ていた方で、ましゃファン（Byオールナイトニッポン）でしたのでとてもお気に入りの作品でした。ですが小説を読んで、小説ファンにもなっていますよ。
この小説では、湯川と草薙のコンビで進められていました。個人的には、TVより小説のほうがしっくりきます。大学の同級生というつながりがいっそう引き立たせる物語だなと感じるからです。特に最後は胸にきます。
石神の決断も、一途な思いとその覚悟を感じれます。（ただその雰囲気はあまり感じられなかったのですが）最後の最後であの結果になってしまったことを考えると、とても無念だったのでしょうか。
湯川学という存在はTVで知っていたつもりでした。が、彼のあれほどの姿を見せられるとは思っていませんでした。好敵手である石神を思う気持ちを考えると、泣けます。

もともと映画がおもしろそうだと思って、見に行く時間がなさそうなので本を買ったのですが、本だけで十分満足だったといいますか。
はっとさせられる部分が多かったのも良かったです。探偵小説としての醍醐味もありました。
本当に良いものでした。もう一度読み直したいですね。

映画はサントラだけ聴いて雰囲気を味わっておきましょうかｗ

「容疑者Xの献身」オリジナル・サウンドトラック
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